TCAピーリング

TCAピーリングとは、通常のピーリングがフルーツ酸を使うソフトピーリングなのに対し、TCA=トリクロロ酢酸を使うピーリングです。


トリクロロ酢酸とは生物の実験でタンパク質を分解する時に使うような一種の劇薬です。


海外では普通の薬局でも購入できるようですが、日本では医師による処方が必要です。


このような強い薬品を使って行うピーリングの目的は何なのか?
最も効果があるのが、くぼみを伴うニキビ跡の治療だと言われています。


ニキビ跡の陥没は、主に10代の頃に出来たにきびの跡であると考えられています。回復力の早い若い頃の皮膚では、膿によって壊された皮膚の組織が十分に埋まる前に傷が完治してしまい、結果として、穴が開いた状態になってしまうと考えられています。20代以降のニキビ跡は、色素の沈着を起こすことはあっても、陥没して跡になることは滅多に起こらないようです。


さて、その陥没したニキビ跡に、部分的にTCAピーリングを施すことによって、その部分の肌組織を、真皮近くまで、一度破壊してしまいます。
人間には自然治癒能力がありますから、その後、組織は正常な状態へと戻っていきます。
つまり、若い頃、膿を伴うにきびが治るときに、間違って生成されてしまった肌を、一度壊して、再び再生させる治療法がTCAピーリングと言うことです。


この治療法はTCA処方の後の、肌再生が重要ですから、肌の生成を助けるビタミン群の補給や、丹念なスキンケアが大切になります。また、劇薬を使用するので、信頼できる専門医を見つけることも大事になってきます。